事業の目的・必要性

(1)全体

新たに学部横断の副専攻となる地域連携教育ユニットと連携し,地域を学び,研究を深めることを通して,地域課題の解決に寄与し,社会貢献につなぐ知の循環を構築する。少子高齢化が進む多自然居住地域において,高齢者の活力を活かしながら若者の定住を促す「働く場所」「住む場所」の創出を図る取り組みへの参画を通して,高齢者だけでなく若者も希望を持ち,健康で豊かな生活を過ごすことができる「多自然居住地域型のむら・まちコンパクトシティ」の構築に向けたプロジェクト・フィールドを整備する。

(2)本年度

養父市においては,八鹿中心市街地での地域活性化に向けたプランづくりや,市域に点在する地域資源を活用した地域活性化方策を検討することを通して,本プロジェクトにおけるコンパクトシティの方向性を定めることを目的とする。

佐用町においては,従来の農業からの転換や農環境の低管理手法の構築など,持続的なコンパクトシティの基盤づくりにむけた取り組みを準備し,それを多世代で実現していく協働体制を構築することを目的とする。

また,両市において外部有識者を招いたオープンゼミナールを開催することで,多様なステイクホルダーの開発とオープン・プラットフォームの形成を目指す。


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本年度の事業実施計画

<養父市>

1.八鹿中心市街地での地域活性化に向けたプランづくり

10月~11月 第1回オープンゼミナール「まちの現状を知る」開催
12月~1月 第2回オープンゼミナール「まちの将来を考える」開催
2月~3月 第3回オープンゼミナール「まちの再生プランを考える」開催
10月~3月 現況調査、資料の収集整理と時空間データ整備

2. 地域資源を活用した地域活性化方策の検討

11月 第1回オープンゼミナール(COC事業オープニング)開催
12月 第2回オープンゼミナール開催
1月 第3回オープンゼミナール開催,次年度事業検討会議開催
2月 第4回オープンゼミナール開催,次年度事業検討会議開催

<佐用町>

1.農環境の持続的な利用に関する学習と社会実験

11月 農環境の低管理実験用種子採取活動,実験実施に向けた調整
12月 第1回オープンゼミナール(COC事業オープニング)開催
1月 第2回オープンゼミナール開催,多自然居住地域を学ぶフィールドワーク試行(幕山地域)
2月 第3回オープンゼミナール開催,次年度事業検討会議開催
3月 モデル地区での低管理実験(種子散布など)開始

平成25年度活動報告冊子

多自然地域再生系①
多自然地域再生系②


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達成目標(例)

<養父市>

1.八鹿中心市街地での地域活性化に向けたプランづくり

・まちの現状・課題を地域の人たちと確認し共有する
・まちの将来を予想し、将来像について地域の人たちの考えを引き出していく
・まちの再生に向けて可能なことについて検討し、再生プランの検討に入る

2. 地域資源を活用した地域活性化方策の検討

・養父市におけるコンパクトシティの方向性の明確化
・オープンゼミナールの開催(4回)
・酒蔵跡など地域資源の活用方策の検討

<佐用町>

1.農環境の持続的な利用に関する学習と社会実験

・幕山地域まちづくり協議会,佐用高校,佐用町,西播磨県民局との農業転換・農環境低管理手法の実施体制の構築
・農環境低管理手法に関する地元自治体との共同研究(1件)
・フィールドワーク型の学修カリキュラムの構築(1講座)
・オープンゼミナールの開催(3回)


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プロジェクト・リーダーからのメッセージ

<多自然地域再生系プロジェクトリーダー 田原直樹 教授>

兵庫県の面積の大部分は人口が少ない中山間地域です。豊かな自然に恵まれてはいますが、近年高齢化や過疎化が進行し、集落の維持が懸念されるところが少なくありません。やがて至る所で森林や農地が荒廃し、地域社会が崩壊する恐れがあります。この問題に対し、大学は何ができるのでしょうか。
きわめて困難な課題です。簡単に答えが見つかりそうにはありません。しかしながら、中山間地域は日本の自然の骨格を形成する大切な地域です。地域の方々と一緒に、活力を失いかけている、むら•まちの再生にひとつずつ取り組んでいきたいと思います。あなたの参加を待っています。

活動記録