事業の目的・必要性

(1)全体

山陰海岸ジオパークとコウノトリの野生復帰、恐竜化石がある丹馬・丹波の多様性に富む地域空間の形成過程から人の営みへの系譜を物語として捉え、地域資源を保全・活用するためのフィールドを形成する。また、人と自然の営みを学ぶフィールドの中で、地質・生物の多様性、生態系サービス、地域の生業等について、研究者の学術的な支援のもと、教育(中高大連携活動、自然史学習プログラムの開発・実践など)、ツーリズム開発、商品開発、自然再生、まちづくりも含めた地域資源保全活用を目指す。

(2)本年度

セミナーやオープンゼミナール、地域COC会議を通して、活用可能な地域資源、地域の課題等についてステイクホルダー間で認識を深めると共に、プロジェクトの本格始動に向けた基盤を構築し、中高大連携活動や商品開発にも着手する。なお、コウノトリ個体郡拡大の足掛かりとなる南但地域(養父市と朝来市)とジオパークによる地域づくりを実践している北但地域(香美町と新温泉町)、重点地域に隣接する地域外授業の拡大予定地域(加東市)も事業対象地域に含める。



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本年度の事業実施計画

1)山陰海岸ジオパーク&コウノトリの野生復帰
(重点地域:豊岡市、重点地域外:養父市、朝来市、香美町、新温泉町)

9〜3月 セミナー・オープンゼミナール、中高大連携活動(豊岡高校SSH)の実施
10〜12月 地域COC会議(豊岡市、養父市、朝来市)の実施
12月 オープニングイベント(豊岡市、養父市、朝来市合同「コウノトリの野生復帰事業を活かした地域づくりフォーラム」に合わせて実施)
3月 研究発表会の実施(豊岡市予定)

2)恐竜化石
(重点地域:丹波市・篠山市、重点地域外:加東市)

10〜2月 商品開発「自然史学習プログラム開発、貸出セット製作」(丹波市・篠山市)、「篠山層群産恐竜の歯化石を活用した商品開発」((株)大成モナック)
10〜3月 地域COC会議(丹波市、篠山市)の実施
11月 オープニングイベント(丹波市「丹波竜フェスタ」に合わせて実施)
11〜3月 セミナー・オープンゼミナール、中高大連携活動(龍野高校SSH)、地域外小学校での授業(加東市)の実施
2〜3月 研究発表会の実施(篠山市予定)

平成25年度活動報告冊子

地域資源マネジメント系①
地域資源マネジメント系②



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達成目標(例)

1)研究

研究発表会 2回(ジオ・コウノトリ:1回、恐竜化石:1回)
研究論文,報告数 7本(ジオ・コウノトリ:4本、恐竜化石:3本)
地域対象の科研費(現進行中のものも含める)、研究助成金件数 4件(コウノトリ:2件、ジオパーク:1件、恐竜化石:1件)
国際会議講演 12件(ジオ・コウノトリ12件:APGN,国際学術会議等)
企業との共同開発 1件(恐竜化石1件)

2)社会貢献

公開講座、オープンゼミナール 20件(ジオ・コウノトリ:17件、恐竜化石:3件)
COC会議 6件(ジオ・コウノトリ:4件、恐竜化石:2件)

3)教育

中高大連携活動 2件(ジオ・コウノトリ:豊岡高校SSH、恐竜化石:龍野高校SSH)


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プロジェクト・リーダーからのメッセージ

<地域資源マネジメント系プロジェクトリーダー 江崎保男 教授>

人と生物と大地はそれぞれ地域特有の歴史を持っています。三者は密接につながっていて、地域の人の生活と社会のありようは、地域の大地と生物、すなわち自然の特性に応じたものになっています。但馬のコウノトリ、山陰海岸世界ジオパーク、丹波の恐竜は、いずれも地域の歴史に裏打ちされた自然のピースです。これらを地域の資源と捉え、生物と地形地質の多様性を保全する方法を地域で一体となって考えながら、健全な生態系を基盤にした健全な地域社会の再生に取り組んでいきましょう。

活動記録