COC概論第7回、第8回を実施しました。

「COC概論」の第7,8 回目の講義を実施しました。今回は、あわじ環境未来島構想系プロジェクトフィールドを担当する、緑環境景観マネジメント研究科藤原教授の講義の後、地域で持続可能な竹林管理を目標に、竹の地域資源化に取り組む地域の方から講演をいただきました。

 

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COC概論 第7、8回(2015年6月3日)

あわじ環境未来島構想系プロジェクトフィールド担当回

テーマ:竹の地域資源化による持続可能な竹林管理~淡路島からの提案~

ゲスト:杉本林業(株)代表取締役  杉本龍亮 氏

井手里山を守る会事務局長  位上啓一 氏

 

3 限では藤原教授より、あわじ環境未来島構想系プロジェクトフィールドでの取組みの概要の説明の後、淡路島で竹林の管理が課題となった背景について解説が行われました。

4限ではゲストの方から具体的な地域での取組みをお話しいただいた後、パネルディスカッション形式で学生からの質問について回答をいただきました。

 

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【レポートの質問に対する回答】

(プロジェクトについて)

Q.竹の食用について、産学公連携系(環境人間学部)と連携は行わないのか。

A.淡路島内での循環型の取り組みを行っているので,現在のところ連携は行っていない.

 

Q.淡路島では竹ボイラーの他にもバイオマスの取り組みを行っているのか。

A.竹チップと木質チップを利用してバイナリ―発電も試みられている.また,菜の花エコプロジェクトがあり,耕作放棄地で菜の花を栽培・収穫し,菜の花油とし,廃油をBDF(バイオディーゼル燃料)に再生している.

 

Q.地域住民参加型の取り組みがあれば教えて欲しい。

A.竹林管理,利活用以外にため池のかいぼり(ため池のそうじ),オープンガーデン,島民一斉清掃など多数存在する.

 

(竹の活用について)

Q.竹炭と普通の炭はどうちがうか。

A.竹炭の方が穴が多く多孔質となっている.そのため防臭や水質浄化に効果があるといわれている.

 

Q.竹が肥料になる仕組みを詳しく教えて欲しい。

A.竹を細かく粉砕し(5~500ミクロン)自然発酵させることにより、竹が本来持つ植物由来の乳酸菌が1グラム当たり数千万~数億個発生。この乳酸菌が土の中で良い働きをしてくれるので作物に肥料的効果を与えます。(杉本)

 

(ボランティア活動について)

Q.小学生などの子供が参加する取り組みにはどのようなものがあるか。

A.竹林管理においては春にタケノコ掘りに家族で参加している.また,7月に全島一斉清掃があり地区ごとに活動している中で地区の子供会として清掃や草引きなどの活動が行われている.

 

Q.竹林間伐のボランティアに参加することでどのような学びが得られるか。

A.人と関わることで維持されてきた地域の里山の現状を体験から理解することができ,身近らがどのような役割を担っているのか考える参考になる.

 

(NPO活動について)

Q.企業とNPOを両方立ち上げているが、どのように活動を使い分けているのか。

A.竹の伐採や、伐採された竹の買取りを行い、それを資源化して経済活動を主にするために企業も別に設立しました。NPO法人は営利を主たる目的とはせず、広く淡路島の環境に寄与出来ればと考えています。(杉本)

 

Q.NPOの会員を集めるための工夫を教えて欲しい。

A.NPOの活動が社会的にも意義があり、その活動内容を明確にすることにより多くの方の賛同が得られると考えますので、常にプレスリリースを有効に活用することを心がけています。(杉本)

A.イベントの集客でもチラシを百枚以上を闇雲に配っても2~3人しか集めることが出来ません。人脈を使って働きかけているのですが、増えていないのが現状です。活動の中で(椎茸栽培、竹細工、竹炭、竹酢液、竹の子掘り、ストーブ用マキの調達、日本蜜蜂の養蜂など)やりがい、楽しみを紹介しながら地道に長続きするファンを集めようとしているのですが。(位上)