学長あいさつ

太田勲学長

ご挨拶

 文部科学省補助事業「地(知)の拠点整備事業」として採択された兵庫県立大学COC事業「ひょうご・地(知)の五国豊穣イニシアティブ」は、本年度で最終となる5年目を迎えました。関係する先生方や学生の皆さんの努力と自治体、住民、企業、地域活動団体をはじめとする多くのステークホルダーの方々のご理解とご協力で事業も順調に進行し、昨年度の文部科学省の中間評価では、最も高い「S」と評価されました。
 本事業は、気候風土や住環境、産業構造、経済活動などが大きく異なる、但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の旧五国を中心とする各地域が持つ、特徴的な強みや課題をテーマとして地域の再生や活性化に向けた5つのプロジェクトと阪神・淡路大震災の教訓と知見を活かした防災・減災活動を展開しています。また、これらの取組を通して兵庫県をフィールドに地域課題を体系的に学ぶ副専攻「五国豊穣プログラム」も開講しています。学生は県内の多様な地域を実際に見て学んでいます。
 日本国再生のために地方創生が叫ばれだしてから相当時間が経過しましたが、現実は中々前に進んでいません。特効薬があるとも思われません。本事業のように、地域の特性に合わせて地道にそれぞれの文化を大事にしたコミュニティづくりやビジネスづくり、産業の創出、地域人材の育成などに取り組んでいくことが求められます。最終年度を迎え、今後、本学が地域課題解決の拠点、Center of Communityとしてどのような役割を果たすべきか、しっかり前を見据えた活動が展開されることを期待しています。

平成29年4月 太田勲